ムース食は手軽に買ってきたり、配送してもらうことができます。
自宅で介護食を作るのは本当に大変。
僕が家族の介護を手伝っていたときは、介護食を買ってきてやりくりしていました。
介護をするときは、介護疲れになってしまわないように、気晴らしの時間を定期的に作れるように誰かに頼ったり、
手を抜けるところを探して、少しでも楽をしていかないと、くたびれ果ててしまいます。
特に、介護の食事を準備するのは本当に大変。
介護食の中でも、
区分3(舌でつぶせる)や区分4(かまなくてよい)の食事が必要になってくると
ミキサーやとろみ剤を使った調理も必要になってきます。
そんな時に活用したいのが、市販のムース食。
どういうムース食がどこで購入することができて、どのように活用していくことができるのか
実際の写真と一緒に見ていきましょう!
ムース食を買える『3つの販売店』とは
ムース食を売っているお店はいくつもあります。
ムース食を買うことができる3つの選択肢を実際の写真と一緒に見ていきましょう!
ムース食の販売店①:『スーパーやドラッグストア』
まず、
ムース食は近所でも買うことができます。
僕は以前、家族の介護をしていた時に近所の大型スーパーやドラッグストアで買ってきていました。
こちらはドラッグストアの介護食売り場↓
介護食のやわらかさは4つに分けられています↓
区分1:容易にかめる
区分2:歯ぐきでつぶせる
区分3:舌でつぶせる
区分4:かまなくてよい
この中でムース食とは、区分3〜4程度のやわらかさ。
上の写真では、下の赤枠のエリアがムース食のやわらかさです。
(介護食のやわらかさ分類についてはこちらの記事で解説していますので参考にされてみてください↓)
>>こんなに違うの!? 区分1〜4の介護食を写真解説
ドラッグストアなどで売っているのは、レトルトの介護食。
ASAHIとキューピーの介護食が並んでいますが、
どちらもレトルトの介護食でよく見かける2つです↓
では、
レトルトの介護食はどのように食べることができるのでしょうか?
実際に、アサヒの歯ぐきでつぶせるやわらかさの「肉じゃが」を調理してみましょう!
パックの裏面を見ると、調理方法が書かれています↓
・電子レンジで温める
・お湯で温める
という2種類の調理方法が書かれているのがわかります。
今回は、電子レンジで温めていきます。
まず、お皿へ移してラップをかけます↓
あとはレンジへ入れて、500Wで2分加熱するだけ。
他にも、
区分4のかまなくてよいやわらかさの食事もきちんと食べることができました↓
レトルトの介護食がめちゃくちゃ美味しいとは思いませんでしたが、
大きな手間をかけることなく、きちんと食べることができるのは助かりますね。
レトルトの介護食についてさらに詳しく知る場合は、こちらの記事も参考にどうぞ↓
>>簡単すぎる!? 高齢者が食べやすいレトルトの食事を写真解説
ムース食の販売店②:『アマゾンや楽天などのネットショップ』
キューピーやアサヒのレトルト介護食は、アマゾンや楽天などのネットショップでも買うことができます。
例えば、アマゾンで「ムース食」と検索すると↓
区分3(舌でつぶせる)や区分4(かまなくてよい)の介護食があるのがわかります↓
こういったネットショップでは、いくつもの食事でセットになって売られているものが多いようです。
セットで買うことで送料をおさえることができますし
ある程度まとめて買う場合は良いかもしれません。
ただ、
レトルト介護食はレパートリーがそれほど多いわけではない。これは、デメリットでもあります。
僕が家族の介護をしてたいときは、しばらく自宅介護をして特養に入ったので短期間でしたが
長期的にムース食が必要な場合は、レパートリーが多くて美味しいムース食が良いかもしれません。
続いて、見ていきましょう!
ムース食の販売店③:『ムース食の宅配食』
管理栄養士が栄養バランスを計算して、専門的にムース調理をした食事を届けてもらえるサービスもあります。
調理したムース食を冷凍して、まとめて届けてくれるので、かなり便利です。
ムース食の宅配食もレトルトのムース食と同じく、介護用に作られている食事ですが、
普通食を食べている僕が食べていても「美味しい」と思えるぐらい、
味にこだわって作られているのは嬉しい。
1食3〜4品で料理のレパートリーも多彩なので、
これなら介護の食事であっても、ご本人もより食事を楽しむことができますね。
使い方も簡単。
注文すると、クール便で到着。中を開けると冷凍状態なので、とけないうちに冷凍庫へ入れておきます↓
冷凍なので、消費期限はかなり長い。数ヶ月もちます。
食べるときは、冷凍庫から取り出して、電子レンジで加熱調子していきます。
まず、①パッケージに書かれた調理方法を確認して、②電子レンジの中へ↓
③書かれていた時間数を加熱して、④完成です↓
これだけで、やわらかくて飲み込みやすい食事を食べることができるので、
介護する側としても助かりますね。
食べ終わったら、容器をざっと流して捨てるだけなので、後片付けも手間がかからないです。
実際の食事はこんな感じ↓
最初に食べたときは、
「ムース食でもこれだけの色とりどりの食事を楽しめるのか」
と驚きでした。
食べてみると、ほうれん草は「ほうれん草だ」とすぐにわかる味ですし、
1食で色々な味付けを楽しめるようにメニューが考えられていることもわかります。
ちなみに、
上の写真は『メディカルフードサービス』という宅配ムース食です。
お試ししてみる場合は公式ページを見てみましょう↓
>>メディカルフードサービス公式ホームページからお試ししてみる